S&T ボルトストップセットの調整
こんにちは~^^
SHOPさんのHPを見てみたら、まだ在庫が残っていたようなので・・・
「S&T NOVESKE NSR フルメタル ガスブロ―バック」
こちらを購入してみました。
今回は、13インチのものを選択・・・というか、13インチしか在庫が無かったという方が正確かな・・・ ^^;
パーツの検証・確保が目的で購入をしたものだったので、すぐにバラしてしまおうかとも思ったのですが、前回、購入した同ロットのM4にちょっとした不具合があったので、念のため、短い距離での試射をしてみたところ・・・
全弾を撃ち終わりボルトストップがかかった状態で、写真のようにボルトリリースボタンを目一杯押し込んでも・・・
ボルトが前進してくれないという・・・
う~ん、今回も同じ不具合か~><
※余談となりますが・・・上記記事のように、前回、購入したものにも同様の不具合があったのですが、SHOPさんの方で修理対応をして下さるとのことだったので、返送し、その後10日ほどで手元に戻ってきました。戻ってきた個体はすこぶる快調に作動をしてくれましたが・・・(戻ってきた個体が)お送りしたものとは違う個体だったので、最終的には交換にて対応をして頂けたようで、不具合の理由については結局分からずじまいでした。そんな感じで、ちょっとモヤモヤしていたということもあり・・・
今回は自分で解決をしてみようかな、と・・・
ということで、しばらくガチャガチャと動かして各部の動きの確認をしてみたり、手持ちの(S&T製)M4とアッパーフレームやボルトアッセンブリーを入れ替えて作動の確認をしてみたりしたのですが・・・
アッパーフレームやボルトアッセンブリー自体には、特に問題は無いように感じられた為、引き続き内部パーツのチェックをしてみた結果・・・
どうやら不具合の原因は、こちらのボルトストップセットにあるようでして・・・
赤丸で囲ったように、ボルトキャッチ部分の角度が右斜め上方向に上がったような歪な形状となっている為、ボルトリリースボタンを目一杯押し込んでも、(ボルトキャッチ部分の)一部がボルトに引っかかったままとなっており、それがボルトの前進を妨げていたようです。
比較用の写真となりますが・・・
正常に作動している他メーカーのものと比べてみると、ボルトキャッチ部分の角度の違いがよく分かると思います。
それともう1つ・・・写真のように、ボルトリリースボタンがずいぶんと厚く作られているんですよね。
ここの厚みがあるせいで、ボルトリリースボタンを押し込んだ際にボタンの内側がフレームと接触してしまっていたので、そのせいでボタンが最後まで押し込めていない可能性もあるかと・・・
他メーカーのものと比べてみると、倍とまではいきませんが、かなり厚みが違うんですよね・・・
ということで、早速、前述した2点の加工・調整をしていこうと思います。
まずは、作業をしやすいようにピンを抜いて・・・
加工するボルトキャッチ部分を取り外します。
本体パーツは、削り具合の確認等で使うので、(付属パーツ共々)無くさないように手元近くで大事に保管をしておきます。
で、赤矢印で指した部分をできるだけ平らになるように、鉄ヤスリでゴリゴリと削っていくのですが・・・
素材がスチール製の為、かなりの硬さがあるので、最初は、粗目のヤスリを使って斜めにならないように気を付けながらおおまかに削っていき、ある程度 形になってきた段階で、ヤスリの番手を少しづつ上げて荒れた表面を整えていく感じで作業を進めていきます。
※パーツ単体で削っていると、予定以上に削りすぎてしまうこともあるので、写真のように、たまに本体パーツに仮組みをして進行状況の確認をしていくとよいかと思います
ふ~っ、時間はかなりかかりましたが、なんとかここまで削ることができました ^^
余談となりますが、横から見た時に、(赤線のように)パーツの天面が一直線になるように削ってあげると、その上面をボルトが通過する際の抵抗を軽減できそうに感じたので、それも1つの目安にして削ってみました。
赤丸で囲った部分に、開口時のバリ等が残っていることもあるので、バラしたついでにこの辺もヤスリで均しておくと、スムーズに作動させる一助になるかと。
作動とは関係はありませんが、正面の目立つ部分にパーティングラインがあるので、こちらもできるだけヤスリで均してやりたかったのですが・・・
ボタン部分の凹凸へのヤスリがけが困難だったので、ここについてはほどほどの処理で断念しちゃいました ^^;
まぁでも、塗装をしたら、多少は目立たなくなった・・・かな !?
ボルトリリースボタンの裏側もできるだけ削ってみたのですが、ただでさえ硬いうえに、均一に面を削らなくてはならないので、えらい時間が・・・
しかも、苦労したわりにあんま変わってないという・・・orz
削った箇所が作動の障害になったりしないよう、細かい番手のヤスリを使って加工面を均してやり、鏡面とまではいかなくてもできるだけツルツルな平面に・・・
という感じで、加工・調整が終了した後、NOVESKE NSRに取り付けて作動の確認をしてみましたが、苦労して削った甲斐があってか、不具合の方も無事に解消してくれたようで、ボルトストップ → ボルトリリースまでスムーズに作動をしてくれるようになりました^^
短い距離での試射とはなりますが、BB弾の発射も問題無くでき、その他についても一通りの作動確認ができましたので、ひと安心 ^^
これで、なんの憂いも無くバラすことができますw
こちらの加工・調整については、多少の時間は掛かりはしますが、特に難しい工具を使ったりもしないので、難易度的にはそれほど高いものではないかと思います。
同ロットを購入の方で、同様の不具合が出てる方がいらっしゃいましたら、調整時のご参考として頂ければと思います。
それではまた~^^