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M4を中心としたエアガン関係のブログとなります

S&T NOVESKE NSR 分解のついでに・・・

 

こんにちは~^^

 

先日、ボルトストップセットの調整を行った・・・

 

 

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 「S&T製 NOESKE NSR フルメタル ガスブロ―バック」 

 

でしたが、その他の作動に関しては特に問題が無かったので、本日は、分解作業を進めつつ、その過程で気になったところを抜粋して書いていきたいと思います。

 

 

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前回の購入時(9インチ版)には、フロントサイトのねじ部に目立つサビがあったのですが、今回(13インチ版)のものは、若干のスレ傷等はあるものの、ねじ部等にサビは無く、作り的にも仕上げ的にもそこそこきれいなものが装着されておりました。
※購入数が少ないので、これが品質の改善なのか?個体差なのか?の判断はつきませんが、前者であれば喜ばしいことですよね

 

 

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アサイトの方も、ダイヤル周りに若干の塗装剥がれがある程度で、前回 購入時に比べて仕上げ等は格段に向上しているように見えました。

 

 

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アサイトの台座部分については、前回と同様にブレ止めの為か、フレーム天面のレイルにぎゅうぎゅうに押し込んで(打ち込んで)あったのですが・・・

 

※リアサイトの台座の調整については、下記記事をご覧頂ければと思います

niiniigenkai.hatenablog.com

 

 

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今回のものは、多少の調整(個体差!?)がなされているようで、赤丸で囲った部分のように、フレームと接触している面がごく一部となっていた為・・・

 

 

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フレーム天面のレイル部分に目立つ凹みや変形等は無く、この辺も多少の改善(調整)がなされているのではないかなと感じました。

 

そうは言っても、かなりとガッチリとレイルにはめ込まれているので、プラハンマーで下側からコツコツと叩かないと取り外すことができませんでした・・・^^; 

 

 

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それと、前回 購入分は、台座(の取り付け)の向きが逆になっていたのですが、今回 購入分では、赤丸で囲ったように正常な向き(矢印が前)で取り付けられておりました。

 

 

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フラッシュハイダーは、下部のイモねじで最終固定をするタイプとなりますが・・・

 

 

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ねじ山を変形させるような酷いものではありませんでしたが、先端のねじ部に写真のような傷・塗装剥がれがあったので、イモねじをしめた後に位置調整でもしたのでしょうかね? ^^;

※先端のねじは、今までと変わらず逆ねじ仕様となります

 

 

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 念のため、他社のフラッシュハイダーも取り付けてねじ山の健全度の確認をしてみましたが、写真のように最後までスムーズにねじ込むことができましたので、とりあえずはひと安心。

 

 

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次に、13インチサイズ NSRタイプのハンドガードですが・・・ 

 

 

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9インチ版には、目立つ切除痕や線傷が多数あったのですが、今回のものは、そういったものがほとんどなく全体的にきれいな作りとなっておりました。

 

 

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 取り付けねじの方も、前回分では、最後までしめられず浮いたような感じになっていたのですが、今回は写真のように最後まできっちりとしめ込んであり、ハンドガード部がバレルナットにしっかりと固定をされておりました。

 

※前回 購入分の取り付けねじの調整については、下記記事をご覧頂ければと思います

niiniigenkai.hatenablog.com

 

 

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6ケ所の取り付けねじを外し、ハンドガードを前方に引き抜いて・・・

 

 

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コブラレンチを使ってバレルナットを外すと・・・ 

 

 

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アウターバレルを取り外すことができます。

 

アウターバレルの根元部分の厚みは、WA互換タイプと同程度の厚みとなっておりましたので、他のWA系フレームへの転用は可能だと思います。

 

 

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ちなみに、今回分で使われていたシムは写真の1枚だけとなっておりました。

 

 

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◆注意◆

こちらのアウターバレルですが、 9インチ版と同様に、赤矢印部分の太さが若干太くなっている為、ガスブロックやフロントサイトの取り付けが困難な形状となっております。

 

作動に関係ないパーツとはいえ、ちょっと残念ではありますよね・・・

 

 

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それと、こちらのハンドガードですが、前述したように(ハンドガードをバレルナットに固定する際に)ねじを最後までしめ込むことはできるようになったのですが、今度は別の問題が発生しておりまして・・・

 

 写真のように、下部のねじ穴は、ハンドガードに開けられた開口部の位置とぴったりと合っているのですが・・・

 

 

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フロントから見て右側面・・・

 

 

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フロントから見て左側面共に、ハンドガードに開けられた開口部が、ほんの少しだけ上側にズレているんですよね・・・

 

ねじの脱着については、少し引っかかりはあるものの、しめ込んだねじが曲がってしまうというようなことはありませんでしたが、ねじやねじ穴に変なくせがついてしまう前に、ハンドガード左右の開口部を(ねじで隠れる範囲内で)少し大きくしておくとよいかもしれませんね。 

 

 

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 内蔵されているチャンバーは、前回と変わらずS&Tオリジナル形状のチャンバーとなります。

 

HOPの調整が、ダイヤル式とイモねじ式の2種を選択できるようになっているのですが・・・

 

 

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ダイヤル式の方は、調整時のクリック感がなく、HOPレバーの位置が安定しないので・・・

 

 

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実際に使えるのは、(赤矢印で指した部分に内蔵されている)イモねじ式での調整一択になるかと思います。

 

 

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フレームに装着されているトリガーガードは金属製となりますが・・・

 

 

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フレーム同様にプリントで(ユーザー的には)不必要な文字が入っております。 

 

う~ん、この辺もシール等で対応してくれると、個人的にはうれしいんですけどね・・・^^;

 

 

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グリップは、WA互換のものが装着されておりますが、横幅(厚み?)が若干太い形状となっておりますので、手の小さい方には少し握りにくいかもしれません。

※手はデカいのですが、指がけっこう太いので、私はちょっと握りにくく感じております・・・^^; 

 

 

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 写真がボケてしまってますが・・・

 

他に購入した個体もそうだったのですが、フレームロックピンに(購入時よりの)目立つ傷が付いていることが多かったので、素材的に傷の付きやすいものを使用しているのかもしれないですね。

 

 

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ですので、これ以上 傷を増やさない為にも、テイクダウンを行う際には、写真のようにビニールシート等で養生を行ってやるとよいかと思います。

 

 

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ボルトアッセンブリーとチャージングハンドルについては、前回からの仕様・形状変更等はないようで、作動に関しても特に問題はありませんでした。

 

 

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チャージングハンドルは、NOVESKE系のみ写真のアンビタイプのものが付属してくるのですが、これ、パーツ単体でも発売してくれるとものすごくうれしいんですが・・・できれば超お安く・・・^^;

 

 

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フルメタル版のバッファーは、金属製のかなりごついものが付属しており、・・・ 

 

 

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試しにスプリングを取り外してバッファー単体の重さを計ってみましたが、 約61gというけっこうな重量となっておりました。

※G&P製のアルミバッファーの3倍くらいの重量があるかも・・・^^;

 

 

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 バッファーチューブ(ストックパイプ)のねじ部は・・・

 

 

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相変わらずS&Tの独自規格となっており、汎用性に乏しくとても使いづらいのですが・・・

 

先日、SHOPさんのHPを見たところ、こちらのバッファーチューブ(ストックパイプ)のみ(パーツ単体)での販売も開始してくれたようですので、それによりS&T製のメタルフレームの活用方法の幅もだいぶ広がったように感じられました。

※余剰パーツが手元にある方であれば、S&T製のフレームとバッファーチューブ(ストックパイプ)のみをSHOPさんで購入して1丁組んでいくという選択肢も出てきたかと・・・

 

 

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内部パーツに関しては、以前と変わらず、ほぼWA互換対応となっております。

 

 

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今回の個体では、ボルトストップに若干の調整が必要だったくらいで、その他の内部パーツについては、形状や作動面においても特に問題はありませんでした。

 

※ボルトストップの調整については、下記記事をご覧頂ければと思います

niiniigenkai.hatenablog.com

 

 

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シアーピンについては、よく見かけるシムで固定する方式ではなく、写真のように2ケ所の溝にEリングをはめ込んで固定する方式となっているので、(取り外しの際にEリングを付けたまま)ピンの頭をハンマーで叩かないように注意をして下さい。

 

 

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最後にフォワードアシストノブについてですが、前ロットまでダミーという扱いで、スプリングが内蔵されていなかったのですが・・・

 

 

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今ロットからは、アクティブ(かな!?) になったらしく、写真のようにフォワードアシストノブ内部にスプリングが内蔵されておりました。

 

 

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ただ、こちらのスプリング、長さが短いうえに巻きも広くかなり柔らかめのものが使われており、レバー部分にほとんどテンションがかかっていなかったので・・・

 

 

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 市販のスプリングを・・・

 

 

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適度な長さにカットして交換をしておくと、多少なりとも作動の信頼性が増してくるのではないかなと思います。

 

 

以上が、気になった部分の抜粋となりますが、その一方で、ロットを重ねるにつれ、(記事にしてない部分でも)全体的な作り・仕上げ・組み立て方等で品質や技術の向上を感じられる部分も多々ありました。

 

予約の段階で即完売の機種もある人気のシリーズということもあり、手に取った方が満足する(がっかりしない)レベルのアイテムになることはとても良いことだと思います。

 

・・・ただ、手が掛からなくなりすぎると、若干の寂しさを感じる方もいるかと思いますので、その辺も適度に残しつつ(!?)、息の長いシリーズになってくれるとうれしいですね。

 

それではまた~^^